第一回Special chamber concert

Special chamber concert の歴史は2016年より始まりました。

 

2016年7月24日(日) 京都府民ホール・アルティでの開催でした。

私たちの世代で、特に話題の、国内外で活躍する奏者が集まってくれ、舞台を華やかに、大いに盛り上げてくれました。

Violin 植村 太郎 Violin   西川 茉利奈 Viola     朴 梨恵

Cello    荒井 結 Piano  田村 響

 

第一回のチラシはこちら↓ (羊屋さん作)

プログラムは

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第6番 B-dur Op.18-6

ブラームス ピアノとヴィオラのためのソナタ 第2番 Es-Dur Op.120-2

ブラームス ピアノ五重奏曲 f-Moll Op.34

 

と、クラシック音楽界にとっては王道中の王道 プログラムでした。

第一回は出演者全員がドイツ語圏への留学経験があったこともあり、

すべてドイツ音楽で飾りました。

 

熱く演奏したブラームスのピアノ五重奏は、弾きながらの興奮、感動が今でもよみがえってきます。

 

 

演奏会企画のうらばなし

演奏会を企画するのは、初めてではなかったので、ある程度準備も難なく、できることにはできました。

(演奏においての準備は→。弦楽四重奏で京都以外にも栃木、東京と公演を積んでいたので、この日が3度目。しかし、当日までもリハーサルを重ね、開演ギリギリまで舞台で音を出す状態ではありました。これは、どの演奏会もそうです。いいものを作り上げるために、みな、必死です)

さて企画において。

府民ホール・アルティは京都において、憧れのプレーヤーが弾くのを長年お客さんとして聴いてきた、私にとってあこがれのホール。

428人の室内楽ホールとして規模感 最高 なのです。

しかし!!

わたしたちにとっては、不安が。400人ごえ。。。!

200人を超えるホールでのコンサートを企画するのは、じつは初めてでした。

当日がらがらだったらどうしましょう。。 という不安を抱きながら、準備にいそしんでおりました。

しかし、

出演者のみんなが各地で大活躍していること、また私たち20代後半~30代の若手世代の演奏家が始めた企画という事で、

話題も呼び、

宣伝はフェイスブックや、SNS、後援してくださった方を通じ、

結果、予想を上回る、275名の方がご来場くださりました。

 

第一回としては、大成功でした。

と、同時に大きな夢もできてしまいました。

 

いつかは、満席 。

 

そう、いつかは。

わたしたちが音楽をするのは、

なにより、「この音楽をお届けしたい!」「シェアしたい!」という気持ちからです。

満席を目指して、音楽をするのでもなく、興行収入を目的とも、しておりません。

(収入を目的とするならば、クラシック音楽は費用対効果 抜群に悪いですね)

ただ、この第一回の演奏会で見つけた疑問、クラシック音楽を続けていく上での解決すべき点、がいくつかありました。

 

・クラシックの音楽はクラシック音楽好きの人しか演奏会に来ない。

・演奏会の情報さえも、クラシックに興味がある人にしか渡らない。

・お客さんの中で、圧倒的に若者が少ない。  etc…

 

さらにたくさんの人に聴いていただくべく、努力は、様々な方法でしなければならないんではないか?

私たちがしているクラシックの音楽は、素晴らしいもので、もっと広まって良いのではないか?

クラシックの音楽が縁遠い原因ってなんだろう? 音楽が近くなると、どんないいことがあるんだろう?

 

と、さらに考えるきっかけとなりました。

この企画、さらなる発展を遂げたのが、第二回となります。その様子はまた後日アップいたします!

 

▶Special chamber concert に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA