憧れ -弦楽四重奏とともに-
皆様、ご無沙汰しております。三重県でのプロジェクトや、藝大太郎門下でのプロジェクト(東京)などSNSで発信していると、京都での演奏会はまだですか?と待ってくださるお声がちらほら・・
弦楽四重奏、頑張ってくださいね。とのメールなども少しずついただきます。
待っていてくださるというのは、本当にありがたいことで、研究や練習の、どれだけ励みになるかわかりません。この曲またやりたいかも、そんなモチベーションの助けにもなります。
いつも、本当にありがとうございます。
2022年をもちまして、長らく応援いただいていた京都弦楽四重奏団は、一旦休止することにいたしました。 (こちらで報告・・していなかったですね、、、また改めてご挨拶させていただきますね。 snsの方でご覧いただいた方、ありがとうございます。)
5年以上にわたり、その京都弦楽四重奏で学んできた植村と、この度『憧れ』というプロジェクトを開始することにしました。
2023年夏のおわりに京都と東京で披露します。
室内楽の分野の中でも特に、深淵なる特別な世界を持つ弦楽四重奏。ベートーヴェンやハイドン、モーツァルトその後に続く作曲家達が情熱を注ぎ、ある一つの完成された形を作った。弦楽四重奏の魅力を私たちが語るまでもなく、その世界が特異であることは、少しでもクラシック音楽をかじったことがある方はご存知かと思います。
私は昨年より30代後半に差し掛かりました。
ひとやすみしている間に、弾いたことのないレパートリーの楽譜を読んでみたり、巨匠たちのハイドンQを聴いてみたりしました。
死ぬまでに、この世界を知り尽くすには時間が足りな過ぎる…そして、多分60歳になってこれを弾きたいと思っても、遅すぎる…(出産育児・30代後半に差し掛かり筋肉や力の衰えは感じざるを得ません。常なる鍛錬が必要なんだと痛感する毎日です・・)
ヴァイオリニストの植村太郎も、同感で(彼本人からまた、そのお声は聞きましょう。)人生のどの時点でもこの弦楽四重奏の尽きない世界にふれ、追い求めていきたいと、私ヴィオラ奏者の朴梨恵とヴァイオリニストの植村が中心となって企画することになった『憧れ』。学生時代からこれまで…それぞれに弦楽四重奏の経験を経て、尽きないレパートリーに憧れを抱く気持ちを、このプロジェクトを通して、とても私的で小さなサークルの中でお客様と共に共有していけたらと思います。
第一回の今回は、多彩で情熱溢れる演奏が魅力の頼れるお姉さん的存在、丹羽紗絵さん。アメリカで11年に渡りクァルテット奏者として活動してこられました。また、学生時代から植村と交友関係があり、多方面から信頼を集めるチェロ奏者門脇大樹さん(私も一度食事をご一緒させていただいたことがあるのですが、めちゃくちゃお優しい。)をお呼びし、モーツァルトとスメタナに取り組みます。
京都では、0歳から入場できるミニコンサートも予定しました。名曲の数々を、是非赤ちゃんの時から聴いてみて欲しい、そんな願いで企画します。 東京公演の方は、会場の関係で3歳以上入場可能なミニコンサートを用意しています。
朴梨恵
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