Special Chamber Concert京都公演2020-21

ブラームスの残した弦楽六重奏の名曲。弦楽器の魅力あふれる素晴らしい作品です。

ブラームスが作曲した弦楽六重奏曲は2曲あり、1番は朗らかで健康的で情熱が溢れ、いつ聴いても勇気が振り降りてくる、そんな作品。対して2番は長調ながら冒頭は不安なベールに身を包みますが、安らかな希望を伴い、ロマンティックな感傷的な香りが漂います。

この2曲は対になっているように思います。

交響曲や弦楽四重奏曲を書く前、他の作曲家にはないこの弦楽六重奏という分野で先人の天才たちに臆することなく

自分の創作世界を限界まで挑戦しました。

この2作品を京都のお客様と、今この時に是非分かち合いたいと思います。

開催できますように・・・

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2020年12月23日(水)

お馴染みの京都弦楽四重奏団のメンバーから3人と、京都ゆかりの若手アーティストらと共に演奏会をします。ゲストで来てくださる山本由美子先生は今年3月まで京芸ヴィオラ科を長年教えてこられました。私もヴィオラを始めたきっかけはこの穏やかで優しい山本先生のお陰です。

 シークレット(?)コンセプトは、師弟関係です。

ヴィオラは私の先生ということは先述の通り。ヴァイオリンの萩原安里紗さんは東京芸大で植村太郎門下でした。そして山内睦大さんは、荒井結さんの生徒でもありました!

 大きな影響を受けた間がら、ということになります。

 自粛を強いられ、発展的な勉強ができなかった若い学生たち・・何か勉強する機会を提供できないかなと、今回は2人の若手のプレーヤーと共に。萩原安里紗さんは京都市立音楽高校出身、今年東京芸大を卒業されました。山内睦大さんは現在京都芸術大学大学院在学中です。

 Special Chamber Concertでは国内外で活躍するアーティストをいつもお招きしていましたが、私も京都という地で育ててもらったものの一人・・遂に、今弾く仲間と京都のアーティストと融合の企画ができると楽しみにしています。 曲目はブラームスの弦楽六重奏曲第一番、4月18日に弾く予定だったものです。

2021年3月25日(木)

辻本玲さんと中恵菜さんをお迎えし、こちらで弦楽六重奏の第二番を演奏することにいたしました。中恵菜さんは実は辻本玲さんと今年ご結婚された新婚カップルさんです。辻本さんは2020年よりN H K交響楽団首席チェリストに、中さんは日本を代表する若手カルテット・アマービレの一員として全国各地で活動されています。

辻本さんは大阪育ち、中さんは京都生まれなんですよ♪

昨年初めてのSCC企画東京で、ご一緒させていただきました辻本玲さん。今回もまた深い音色に朗々と歌うチェロを聴けるのが楽しみです。
 中さんのヴィオラは、言わずとしれておりますが、必聴ですよ!私も隣で弾かせていただくことを、、ドキドキ。本当に楽しみにしています。

 京都弦楽四重奏団久しぶりの京都公演は、ベートーヴェン中期の弦楽四重奏曲より、セリオーソです!

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