第3回Special chamber concert

2019年3月22日金曜日、無事に 終了いたしました。 お越しくださいました方々、応援くださった方々、本当にありがとうございました。


時間を共有する全ての方の熱気と集中力で、2度とない演奏会を作ることができました。

Special chamber concertはもともと、私がこれまでに出会った素晴らしい音楽家と、私の故郷である京都で演奏をしたいと思い、企画を立ち上げました。

今回も田村響さん、コハーン・イシュトヴァンさんという素晴らしい音楽家が出演を快諾してくれ、友人、知人から「豪華な顔ぶれだね」と演奏会前に励ましの言葉を頂いておりました。

演奏会の後

「音と音から生まれる会話の楽しさや、音が交わったときにできるハーモニーの美しさをより多くの方と共有したい」と運営しているコンサートらしく、 室内楽の楽しさを思う存分堪能できたコンサートでした。音楽で会話ができ、ハーモニーが生まれると、何より弾いてる自分は安心するらしい。そんな感覚がありました。

私にとってそれは、大切で嬉しい収穫でした。


モーツァルト ケーゲルシュタットトリオ

今回の演奏会の特筆すべきはモーツァルトのケーゲルシュタットだったのではないでしょうか。彼らとは1年前に豊田市コンサートホールでの「田村響アマデウスシリーズ・室内楽」で出会い、このトリオを弾きました。その時に、3人で弾くのは初めてながら、音楽の中で会話するのが楽しく、クラリネットとヴィオラが混じった音に「おぉぉ」と驚き(何かしら、ぴったりだったのだ)、再演を夢見ていました。その時より曲への理解が深まり、コミュニケーションが取りやすくなった私たちは更に2、3歩、大げさに表現すること、会話することを楽しみました。

アンケート

私たちとお客さんを繋ぐすごく重要な存在となっています。聴いた方がどういう事を思って帰られたか。頂いたものは全て すぐに読ませて頂きました。沢山の励ましのお言葉、温かく聴いてくださった様子が一枚一枚手に取るようにわかり、頂くお言葉全てが私を励ましてくれました!ありがたいお言葉は豪華すぎて受け取れないものもございましたが 、とても嬉しかったです。ありがとうございます。

ご協力いただいた方の中から SNS掲載許可していただいたもの、少しですがご紹介させてください。

ALTIのコンサートで弦楽四重奏を聴き、たちまちファンになりました。今日は2回目、それもソロ。弦四の時とはまた違って堂々と伸びやかに、そして何よりも楽しそうにご自身の演奏を楽しんでおられる表情が素晴らしい。共鳴し合えるお仲間とのアンサンブルの和やかな雰囲気が私達にも伝わって来てとても幸せな気持ちになりました。ブラームスの難曲、モーツァルトのくだけた音楽、珍しいクラークの作品などどれも存分に楽しませてもらいました。

↑この方は前回のコンサートで初めてこのコンサートに来てくださったのですが、その時も面白い視点からのご意見をくださったんです!それは第二回のコンサートのページで、いつか紹介させていただきます。

まず、プログラムの解説がわかりやすく、曲を聴く際たいへん参考になって良かったです。次に、バロックザールで会場が満席になっているのを多分初めて見たのですが、演奏の方も同様に熱気を感じさせるもので、ぐいぐいと引き込まれる様にも感じました。ヴィオラは聴くたびに思いますが、ヴァイオリンやチェロと比べると地味な存在ながらその音色は人の感覚に近いというか、心にしみ入るように聞こえて好きです。ヴィオラとピアノのソナタはとても相性がいい。クラリネットが加わってのトリオは初めてのものでしたが、「室内楽の醍醐味は音と音との掛け合いで生まれる会話、ハーモニーの美しさ」と言われるとおり、室内楽を十分に堪能できるコンサートでした。

↑この方は初めてこのコンサートシリーズに来てくださった様でした。このコンサートのコンセプト(解説ちょっとする)や室内楽の醍醐味、私が何より伝えたかったメッセージを受け取ってくださったり、出演者自身の楽しさが伝わったこと、読みながらこちらがワクワクいたしました。

クラークにとどめをさす。曲もみごと演奏もみごと。次はヴィオラ・ソロの演奏会を期待する。

↑力強いメッセージです。ヴィオラソロ。精進いたします。

クラシックのコンサートはあまり行きませんし、又詳しくありません。でも音楽を聞いていて別世界に連れていかれた様な感覚を覚え、ここち良い、そしてさわやかな感動をしました。

↑クラシックに詳しくない方がこのコンサートに来られるのは、私達にとってもうれしい事です。尚且つ抱いた気持ち、素直な感覚を表現してくださってありがとうございました!

今後もアンケートもしくはSNS投稿で、コンサートの感想など頂けると今後の励みになります。

コンサートの裏話

①モーツァルトの3楽章が始まる時に、コハーンさんがニヤッと、客席を見て一瞬ほころび湧いた瞬間がありました。2楽章が割と派手に終わって、次に行く時。たしかにお客さんがすごく「ワクワク」してた感じがあったんですよね。それが、コハーンさんがお客さんの方チラッと見、一瞬ほころんだことで 見事に 穏やかで幸せな3楽章に入った、その 神業!!!!!!!あまりにチャーミングで、笑っちゃいました!これは、そこにいた人しか、伝わらないものですね。

②アンコールで弾いたバッハのジーグはこのサイトにも掲載しております、この曲でした。

実は10月に録音した時にコハーンさんにこのビデオを作って頂いたのですが、凄く良いと思う!と自信をつけてくださり、このコンサートのアンコールにも是非これを弾いたら良いと、助言くださり。 直前に弾くことに決めました。レベッカ・クラークを弾いたあと体力が残っているかどうかもわからなかったので本番まで決めず。終わってから、舞台袖のみんなが、「行ってこい!」みたいな雰囲気があって。(時間も押していたので、本当にぎりぎり)弾くことに決めました。心強い共演者にホールスタッフの方がとことん支えてくださいました。

③コハーンさんは 写真も撮れるしビデオも撮れる。今回のコンサートも色々にビデオを撮って下さり、沢山のカメラを持ってきてたんですが、それにピアニスト響さんが興味津々。カメラ マニアが増えそうです!

ふざけるのが大好きなコハーンさんに、良い表情の響さん

第3回初のヴィオラ主人公の室内楽コンサート

第一回、第二回と重ねて来まして、本当に沢山の方々が応援してくださり 協力してくださったお陰で、今回また舞台に立たせて頂けたと痛感しております。 ご来場くださり応援くださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。

今回は平日の夜だったので、残念ながら来れなかったと連絡も沢山頂きました。また続けて演奏続けて行きますので、続けて応援くださったら幸いです。

こちら、アンコールのブルッフ8つの小品より第3番。リハーサルよりおすそわけです!

京都バロックザールのリハーサルから。
この曲はアンコールだった。ホンマにメッチャ好き!(関西弁がんばってます) pic.twitter.com/1FEOVySWPj— István Kohán コハーン (@istvankohan) 2019年3月23日

コンサートにご協力くださった方、お越しくださった皆様。改めて、本当にありがとうございました!!!

次回第4回は府民ホールアルティにて、2019年6月15日(土)です!

※コハーンさんのインタビュー第二弾をコンサート前に公開できませんでした。楽しみにしてくださった方、すみませんでした。。準備にいそしんでいると、時間がなかなかありませんでした。貴重な言葉がたくさんありますので、追い追い時間があるときにアップしたいと思います。

2019-04-15|
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