誰かのためにできること
ちょっとした用事でベルリンに滞在してきました。ヨーロッパの秋を久々に感じることができ、幸せでした。古い仲間にも会えて、音楽にも触れてきました。
ピアニスト保屋野美和
滞在中、ピアニストの友人 保屋野美和 ちゃんと 自分たちで作ったDinnerを食べながら、ワイン飲みながら時を楽しんでいました。彼女の家で料理して食べて飲み、計2時間。慌ただしいながら、久しぶりに会って話す時間は、濃いものでした。
彼女とは音楽はもちろん、色んな事を共感出来て、いつも会うのが楽しみな友達。尊敬するピアニストの一人です。留学してすぐに出会い、その後お互いの家に泊まりあったり、10年くらいのお付き合い。
「やっぱり誰かのために何かするって、一番いいと思うんだよね。」
このタイミングでこういうセリフ! 気の合う友人としか出てこないワードです。
私もずっと考えていたことですが、10月に大介さんのコンサートに出演して以来、確信していました。(先月の大介さんのコンサートでは、今まで経験したことのないほどの人間の温かみを感じました。そのコンサートの様子はこちらへ。)
私たちができること
誰かの幸せを心から願うとか、誰かのために何かするって結果的に自分が思う以上にすごいエネルギーを生む。それが協力しあっていれば、尚すごいものが生まれる。 一方で、他人を心から思っていた事から、自分が救われることがある。
心から私たちの事を応援してくださった方々が沢山いらっしゃって、またピュアな応援を受けてきた私たちが次は、今後この世の中に何を返すことができるのか。そういう事を話して時間はあっという間に過ぎました。
芸術の世界は、お金を生み出す事が本当に、簡単ではないので、経済面で誰かを助けることが、なかなか出来ません。(本当は 困っている人がいるなら助けたいと思いますが、まだ助けられてばっかりです)
なので自分たちの持ってる経験やスキルを、なるべく多くの人に分け与えることが使命なのかなと。私たちを通して、音楽を一生の宝として生きて行く子が一人でもいたら、すごく幸せに思います。
誰かのために。
学生時代は自分が上達しなければ、誰かのためにもならないと思ってた事があります。だから、早くうまくならないと、うまくなりたい、と。 思っていました。 でも、その目指す存在はいつまでたっても手が届きません。それは一生追いかけていくもの。
きっと、誰かのために音楽をする事で自然と生まれるエネルギーが 、音楽自体を導いてくれるのかなと。 思っています。
保屋野美和さんとは11月24日広島でブラームスのピアノ四重奏第1番をご一緒します。こんなに語ってて、実は一緒に弾くの初めて! 楽しみでなりません。
美和さんをもっと知りたい方はこちらから。
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