10月5日(月)満席となりました

 予約はひとまず終了いたしました。ご来場くださる方々、お気をつけていらしてください。ご予約いただいた方の中で、当日に不調があったら遠慮なくお申し付けください。安心安全で、健康が守られることが一番大事と思っています。

 残念ながらコンサートには行けないし、予約し忘れた…というお方にはオンライン配信をぜひ見てくださいね!

▶︎Youtube 配信10月6日(火)19時30分より◀︎

 さて。この度用意させていただたいたプログラムと、一緒に共演させていただくお二人・・チラシに書ききれなかった今回の演奏会への思いを書かせていただきます☺️

 昨年10月に荒川文吉さん(Ob)の東京ヤマハでのリサイタルを聴きに行きました。彼がオペラが何より好きでと、プッチーニ『ラ・ボエーム』からオーボエとピアノに編曲した曲を演奏されました。

選曲も唸るほどのものだったのですが、その歌心がスゴイ!文吉さんは歌手が歌うように、オーボエで朗々と歌う・・しかも沢山の登場人物が存在するオペラのキャラそのものを、楽器で表現されていて・・耳(目)から鱗・・とにかく驚きました。素晴らしいの一言でした。 

アンコールにはR.シュトラウスの歌曲より万霊節を演奏されたのですが、恋人の死を切々と歌うこの曲・・曲紹介をされずにアンコールを弾かれたと思うのですが、聴いているうちに切ない気持ちになり、「あ、万霊節だ・・」と気づいた自分がいました。 (万霊節を含むR.シュトラウスの『最後の花びら』は10月55日に演奏いたします)

 守重結加さん(Pf)と文吉さんはベルリンで共演をされていて、その時私は初めてお二人の演奏を聴いたのですが、紡ぎ出す空気がどことなく良いなぁと思ったのと(なんとなく良いなぁは何より重要な直感❗️)よくよく勉強し楽譜を読んでいることがわかる謙虚なその姿勢・・一緒に勉強させていただきたいなと思っていました。守重さんは、恐らくテクニックもさることながら、繊細なキャラクター違いなどを描写するのがとても上手だなぁと思って聴いています。 そのコンサートの様子はありがたいことに今でもYoutubeで聴くことができます。↓ 是非見てくださいね^^

https://www.youtube.com/watch?v=xudGml9nOO4  

守重さん自身の良さは、思う存分にこちらに残していますので、ぜひ読んでみてください!→守重結加さんにインタビュー! 

 さて、そんなお二方から出演の快諾をいただいた⭐️私もドイツにいる間オペラで研修をしていたこともあり、オペラをこよなく愛すようになりました。

 歌詞=言葉のつく音楽を(ほんの少しですが)理解できるようになってからというもの、音楽の見方ががらりと変わりました。また、ドイツでは歌の友人から誘われてドイツ・リートに触れることも多々ありました。音には言葉があり、音楽には意味がある・・そんなことを歌曲は教えてくれます。   

 感情に直接揺さぶりかける歌曲という世界。 

 このお二方となら絶対に歌曲をやろう! と思っていた矢先、オーボエとヴィオラとピアノのためのトリオを調べてみると、この編成のロマン派代表曲は、詩付きの2曲が現れてきました。クルークハルト、レフラーのトリオは共に詩からのインスピレーションで書かれています。 

 運命だと思いませんか☺️

 私たちは楽器なので実際に演奏に言葉は伴いません。ですが、Special Chamber Concertならではの世界を創り出せるように、工夫をしています。 私たちの奏でる音楽が、誰かの何かの役に立つことがあるなら、と願って・・ 

 たくさんのファンタジーをくれた自粛という空白期間。そのありったけの世界を皆さんと共有したいなと準備しています。 

 音楽と詩と演奏から生まれた化学反応で、唯一無二の想像世界の中で自由に旅をして頂きたいです。 

 長くなりました!読んでくださった方、本当にありがとうございます。会場で、もしくは会場に行くことは難しいという方は画面越しに・・出演者一同お会いできることをとても楽しみにしています!

▶︎10月6日にはオンライン配信を予定しています!詳細はこちらへ!

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